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「城崎にて」の城崎である。兵庫県の日本海側だ。埼玉県から出かけるにはすこぶる不便なロケーションなのだけれど、半年ほど前にテレビのバラエティ番組で見て、１度は行かねばなるまいと心に決めていた（他に心に決めるべきことはないのか、俺は）。 湯治場として有名な城崎温泉からバスで１０分。けっこう豪快な景観を持つ日和山海岸に建っている。 |
| お散歩するフンボルトペンギン。午前と午後の２回ずつ、飼育舎の周囲を歩かせている。てんでに違うところに行ってしまうなんてことはなく、ちゃんとひとかたまりになって歩くので、監督はお姉さん１人でも大丈夫だ。 別に強制しているわけではなく、出てくる奴だけを歩かせ、出てこない奴は飼育舎に残すのだとか。この回は７羽が華麗（？）なパフォーマンスを見せてくれた。 階段をヨチヨチ上り下りする姿がキュート。 |
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こちらはダイナミックなトドのダイビング。高さ７メートルの岩場で倒立したかと思いきや、次の瞬間にはザブーン！だ。 演じるはオスのゲンタ君、６０３㎏。メスのコハルおばさんも、この半分ぐらいの高さのところから飛び込む。 「シーズー」と呼ばれるこのエリアでは、他にも体重１３００㎏のセイウチや、水深１２メートルの大水槽（フロア３階分だ）を見ることができる。 |
| これが城崎マリンワールドの目玉、「ダイブアドベンチャー」。前述のテレビ番組を見た時、私はそもそもこれに目を引かれたのだ。 “搭乗者”（定員１５名）は５００円の別料金を払い、ライフジャケットを着せられて（！）中央のステージに立つ。ステージの周囲はドーナツ状のプール、部屋の外壁は３６０度のスクリーンになっている。 さて、ショーが始まると・・・ |
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・・・全周スクリーンには水中に潜行するかのような映像が映し出され、ステージが実際、３メートル近く沈下するのである（手すりの位置を上の写真と比較されたい）。 ドーナツ状プールの水位は変わらないから、まさに海に潜った気分。カマイルカが自分たちの周囲を猛スピードで泳ぐ様子は幻想的だ。嵐に見舞われた演出があれば、まわり中から滝のように水が注ぐ。タコに襲われればステージ自体が揺れる。高い交通費をかけていっても、そこそこ損はないアトラクションではあった。 |
| 昨今の水族館では、もはやイルカやアシカのショーは必須。ここでもバンドウイルカとカマイルカがショーを演じている。 人間のダイバーがイルカと一緒にプールに入るのが、この水族館のユニークなところ。ダイバーが２頭のイルカに両足をリフトされて水中から飛び出してくるパフォーマンスは、なかなかスペクタクルだ。 ステージの背後は日本海の水平線。最高の借景ですね。 |
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イルカに続き、アシカのショー。進行役のお兄さんに指名された観客は、アシカと握手することもできる。 最後にカリフォルニアアシカとオタリアの絡みもあるのだが、実際には両者を絶対１０メートル以内に近づけないよう配慮していたのが見え見え。ニアミスするとケンカしちゃうのかな？ |
| レストランで「イカ天丼」を頼んだら、筒状に切った胴体や、ゲソを揚げたものが出てきて驚いた。関東地方の人間がイメージする「イカ天」と全然違いますね。 |  |
