 この博物館、たまたま私の宿泊したラマダ・プレジデンティ・ホテルの目の前にあった。左の写真も客室の窓から撮っている（余談ですが、ヘルシンキでは市電が今もバリバリにがんばってます）。「地球の歩き方」にも載っていないし、ヘルシンキ・カード（市営交通機関や美術館の無料パス）の案内書の「絶対行くべし」というページにも載っていない。ま、すぐ近くだし、ヘルシンキ・カードを使えばタダだし、ちょこっとのぞいてみるか、という程度の軽い気持ちで寄ったのだが・・。 行って圧倒された。人生どこに発見が転がっているかわからない。何がすごいって、動物の剥製展示の素晴らしいこと。漫然と四つ足で立っているような剥製は１体もない。疾走する捕食者と獲物。メスを巡る争いの中で躍り上がるオス。大きな角を持てあますように首を振るムース。生きているような、とはこのこと。背景の絵やショーケース内の小道具と相まって、見事に自然界の一瞬が切り取られている。 論より証拠。その展示のいくつかをご紹介します。「ステレオ写真館３：ヘルシンキ自然史博物館」のコーナーも合わせてご覧ください。 （無許可なので、転用はご遠慮ください） |
